中山道 須原宿を行く

長野県

長野県上松町にある中山道上松宿から大桑村の須原宿に向かう途中に倉本集落がある。
国道19号からは見落としてしまいそうな小さなガードをくぐるとJR倉本駅があり、坂を上っていくと10軒ほどの家が見えてくる。
細いカーブする道が中山道で、常夜灯や庚申塔跡が残っている。国道に戻り500mくらい行くと右に旧道が分かれる。国道19号を斜めに分かれたり、合流したりする中山道を歩いて1時間ほどで須原宿に着く。
須原宿は、桝形が残る町の民家の軒先に中央アルプスからの清水を引き入れた「水舟」が置かれ、用水が流れるとても良い街並みだ。
定勝寺は国の重要文化財、須原駅は木曽駒ケ岳への登山口でもある。

・大桑村民俗資料館 HP

中山道は宿場を出るとそのまま山沿いを進み橋場集落へと向かう。伊奈川の手前で岩出観音へ寄り道してほしい。木曽路69次に「伊奈川橋遠景」として描かれている、珍しい縣造りのお寺だ。
橋に戻り、案内看板に注意しながら大久手中学校の裏手から山村の田園風景を進む。やがて山沿いの道になり、大桑の集落に入っていく。大桑は大桑村の中心地だが、くねくねと曲がり、いかにも街道を行くという風情を感じることができる。大桑を出ると野尻宿までツライ国道歩きになる。

中山道 須原宿・野尻宿・三留野宿

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